「最近の子は!」←大昔の人もそう言って嘆いてました。

「うちの孫達ときたら、ほっといたらずーっとゲームばっかりやってるのよ!」
「外にだって遊びに行かないものだから、今日久々に連れて来てしまいましたの」

この春小学3年になるお姉ちゃんと新一年生の弟くんの姉弟をつれてきたご婦人。
聞けばお母さんが腰を痛めたらしく、なんでも手術をしなくちゃいけないほどの重篤な状態のようです。
春休みなものでおばあちゃんが終日子供たちのお世話役係となったのですが、まったく外で遊ぼうともせずにテレビゲームに没頭している孫達にあきれている、というかちょっとお疲れ気味に見受けられます。おそらくなかなか言う事を聞いてくれないんでしょうね。
子供達にオムライスを注文してくれたのですが、ご自身は食欲がないのかオーダーなされません。

「チョコを少しいかがです?んで珈琲を飲むとおいしいですよ、あんたたちはイチゴオーレね」
これおじさんのおごり!」

むりやり連れてこられたのかちょっと元気の無い子供達にもごますりです。
そこへ仕事帰りにいつも依ってオムライスを注文してくれる市場の肉屋さんの看板娘(?)の常連さんがタイミングよくきてくださいました。この方とっても気さくで誰にでも親しく接してくれます。
食事を済ませてしまった子供達そっちのけでご婦人二人で会話がもりあがってしまいました。

「よっしゃおねえちゃん!そこにわたがしをつくれる機械があるからやってみ!」
「ここにザラメを入れて、、、この回る部分が熱くなるから気をつけてね。じーっとクモの巣の様にまくがはるまで我慢してからその上に引き上げる様に回し取っていくのがコツ!やってみ!」

で、ほったらかして私は洗い物。
しばらくするときゃっきゃ言い出しました。
「ぼくも!ぼくも!」
弟くんに手ほどきするおねえちゃん。ちょっと洗い物の手を止めて、見るとほんとうに上手です。

「すごい大きく出来てるじゃん!お姉ちゃん上手!」

「前にテレビでやってるの見たの!やってみたかったから!」
「おいしーい!ほらたべてごらん!」
お姉ちゃん弟くんに自慢げにふるまいます。
「うん!おいしい!」

自分で苦労してこさえたものはおいしいですよね。

二人とも元気が出て来たところで、例のジャムの小瓶のカーリングのセッティング。

きゃっきゃ言いながらこの日は弟くんに軍配があがりました。

「合計で○○円です!・・・はいじゃおつりの○○円、ありがとうございました。」

「こちらこそありがとうございました。また来ますね」
とおばあちゃん。

店を出がけにお姉ちゃんが寄ってきました。

「おじちゃん!今度来た時は何して遊ぶ!」

「おっしゃ考えとくよ!じゃあ待ってるからね」

「うん!またね!」

めっちゃ可愛いです。じじいイチコロの笑顔をくれました。

「最近の子供は」のフレーズは太古の文献にもでてくるそうですよ。

じっさいなにかと忙しい大人が子供と一緒に過ごす時間を確保するのは容易じゃないし、相手をするのもそうとうなパワーが必要でしょう。どうしても距離をおいての関わりになってしまいがちです。
そうするとどうしても自身の経験や既成概念で目の前のこどもたちを推し量ってしまいます。

今の子供達はわたしの子供時代と比べると圧倒的に遊び場がすくないと思います。立ち入っていいような森や林、川などどこにもありません。なにをしてはいけない、かにをしてはいけないの公園はさらに小さい子達をつれたお母さんたちで満席状態。友達のだれかを訪ねると、親同士が気を使い合ってめんどうくさいし、、、etc
そりゃ四六時中「どっか連れててよー!」ともいえませんし。
ゲームやってるほうが、、、

つくづく今の世の中での「子育て」ってほんとーにたいへんだなーって思います。

「ゲームばっかりしてちゃだめでしょ!」と叫んでもその先「そんな暇があったら○○をしなさい!」と続ける台詞がでてきません。漠然と外で遊びなさいと言っても昔と今では状況が異なります。

それよりもなによりも「ゲームばっかしなさんな!」と言う、肝心の大人が子供が袖をひっぱるのを払いのけて、スマホの画面に釘付けになってやしませんか?

いまやさまざまなサービスを無料で提供してくれるスマホ無しではまともに暮らしていけない世の中なのかもしれませんが、それはあくまでも「情報」でしょ?
そこから一歩先の「体験」となるとまさに先立つ物が必要になります。
まさしくこの先立つ物がいくらあっても足りません。

「OKグー○ル!ふあっふあの極上スイーツが食べたい!お金も足もないけど!」
と検索かけたら人工知能は「ばかかお前は!」って説教しだすぐらい賢くなるんでしょうね。

だいたいスマホの画面に夢中になってあのお姉ちゃんの輝く様な笑顔を見逃しているとしたら凄くもったいないことだとも思います。

すこし考え方をシフトする必要がありはしないかとも思います。




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優美さんすごい!いろいろ尊敬しまっせ(プロは違うぜ!)

先日オムライスを注文頂いて、いつものごとくぼけーっとしていますから、「お持ち帰り」のトレイに入れるのを間違えてお皿にもってしまったご婦人が、リベンジ(?)にお見えになりました。

というのもお皿から持ち帰り用のトレイに移し替えるときうまくいかず、ぐちゃぐちゃになってしまって、「天津飯リバース」みたいになってしまいました。

「うわわ、、、今作り直しますから!」
と申し上げたのですが、

「大丈夫これで結構ですよ」
とおっしゃられます。

「うわー申し訳ない、じゃお代はいただけませんので、、、」

「それじゃ逆に私の方が申し訳ないので、、、」

しばらくの押し問答の末、
「じゃ器代として100円だけ頂戴します。」
で押し切りました。

というわけで、今日は完成形(?)を食して頂きました。

「ごめんなさいね。前回急がせちゃって、でもあれもとってもおいしかったですよ!」
などとありがたきお言葉!

ここから会話に花が咲きます!
長く海外で暮らしてらした事。その当時の娘さんの大病の苦労話。その娘さんがナイトクラブでプロの歌手の代わりに歌って、会場を沸かせた話などは、ご自身も音楽がお好きで、コーラスのサークルで現在もあちこちで活動なさっていらっしゃること、etc,etc.

「マスターなにか弾いてくださらない」

げ、壁に下げてたギター!めっかっちゃたんですけど、お客人のいう音楽と私のそれとでは上品の度合いが別世界です。
練習しているオフコースですら脇腹がこそばゆくなるぐらいの下品がギターしょってる感じですから。
ナイトクラブで披露する様な曲など知る由も無し、せいぜい頑張って場末のあかちょうちんの流しのまねごとができうるか!?つーぐらいの腕前ですから。

こんなときちょこちょこ来てくれるあのピアニストの優美ちゃん!彼女がいてくれたらなー、、、

「うちもけっこう音楽をやってらっしゃるお客さんいらっしゃるんですよ!、女優でピアニストっていう女性がいて、舞台上で演奏もお芝居もこなすんですよ!」

てなぐわいに話してたら、、、

来たんですよ!その優美ちゃんが!!!!
「おわー!いまちょうどあなたのこと話してたんです!」

「また!マスター!!!!」
「いやいや!だれかれかまわずあなたのことを宣伝してるんじゃないの!私には手に負えないほどの音楽一家で、優美ちゃんだったら話し相手になるんじゃないかって!」

そこからは彼女にまかせて洗い物。

連絡先を交わし会って、とっても満足げにお店をあとにしてくれました。

「今度なりゆきでオフコースを演奏するんだけど、こういう曲とかも弾けたりするの?」
の私の問いかけに、

「とりあえず聞いたことがある曲はたいがい弾けるよ!、楽譜が無いと弾けないって人も多いけど私の場合は楽譜よりも聞いた事があるかないかってことのほうがポイントかな。」

ぐわっ!異次元の回答です。

「それと、これ今度のコンサートのチラシ!、あんま目立つとこにはんなくてもいーからね」
写真入りのチラシですが、その写真が、、、、まあちょー美人!!!!

「これ!すげー美人じゃん!皆この写真みたら一目見ようと来ちゃうでしょ!えーほんとーにあなた?!」

「なに言ってんの!決めるときは決めるのよ!普段なんてのはこんなものだけどね」

(いや普段も愛嬌があってすてきだけど、、、ぜんぜん雰囲気ちげーし!清楚で気品ある美女でんがな)

ほんとプロというのはいろんな面で底知れぬポテンシャルをお持ちですな!!!



決して自慢出来るほどのものじゃないけど、、、ありがたいっす!

20171130_173211.jpg 「おもちかえりでオムライスを2つそれとここで食べるのに一つくださいな。」

初めて見るお客さんです。上品そうで穏やかな感じのご婦人です。

「うわ、うわ!すいません!ちょっと卵が切れちゃってます!急いで買ってきますので、珈琲でも飲んで待っててください!すいません!」

いつものごとくの段取りの悪さ!「まだ2人前分の卵はあるから、おむかえのドラッグストアが開いたら洗剤と一緒に買いに行こ」などと油断してました。(油断ではありませんいつものことです)

「大丈夫ですよ息子から聞いてますから、いつもちょっと時間はかかるけどここのオムライスがおいしいって言ってましたから。楽しみに待ちます。」

(うわーなんかすんごく申し訳ない!ダッシュ&ダッシュです。)
(ところで息子さんって、、、誰だろ?あの人?この人?)

というところでご本人の登場です。
「あ、あなたでしたか!どーも申し訳ないです。」

「いやいやじゃちょっと買い物行ってきます。」

いつも注文を入れてから自分の用事を済ましてくれる男性がいます。
この方、ほぼ毎日のようにオムライスとアイスティーを無言で食べて行かれるのですが、おかあさまがあまりにお若いので、結びつきませんでした。

作りながらおかあさまに
「いっつもああやって私がばたばたやってるのを気遣って時間の猶予をくれるんですよほんと助かってます。」

「そうなのすごく優しい子でね、、、、」

いろいろエピソードを聞きました。お母さん思いのみならず、兄弟にも他人にも、

「なにかにつけて気を回しては旅行や買い物などに誘ってくれるんですよ」

以前は柔道をやってらして、当時は110kg以上あったとか、
まさに『気は優しくて力持ち』の日本男児ですな。陰ひなたで、常にたのもしい存在であることがお母様のうれしそうに語る姿に読み取れます。

『火事場の馬鹿』の「なんで今お前がここにいるのうっとーしい!ちったー考えろ!」のわたしとはえらい違いです。

それにしてもお母様があまりにお若く見えたので、
「ほんとお若いお母様ですね」とお持ち帰りを携えてお帰りになった後に、いらしたご本人に申し上げると、

「いやいやもうけっこう年寄りですよ」

とこちらも嬉しそうにご謙遜!

うらやましい限りです。

さて今日のうれしいお客様はもうひと家族ありましたよ!

例のギターを差し上げた可愛いぼくと、そのぼくちゃんが大好きなかわいいおかあさん!

がっつりサラダを食べてもらいました!(もちろん押し売りです!)

はたらくということ、、、

今日すんごく久しぶりにおみえになったお母さんがいます。
この春中学3年生になるお兄ちゃんとその兄をいっつも明るくお世話をやいてる弟くんのお母さんです。

「わースッゴク久しぶりじゃないですか!先日は息子さんたちが来てくれたばっかりだったけど、そういえばお母さん何ヶ月ぶり?」

「はい!ほんとにお久しぶりです。ずーっとダブルワークしていて来る事ができなかったんですよ。その内の一つが先月で終わって、今日やっとくることができました!」

「へーそうだったんですか。お母さん相変わらず頑張ってますねー。体力つけなきゃ。じゃサービスでサラダてんこもり!デザートもつけちゃおう!」

「あ、ありがとうございます。そうなんですよ、上の子がもう中学の3年になっちゃうんで、、、」

「そうかそうかなんか早いよねこどもが大きくなるのって。でもお母さんラッキーじゃん兄弟仲睦まじくて」

「そうなんですけど、ちょっとその辺は、、、上の子なんですけど、少し自閉症気味なもんですからその分弟が明るくフォローしている感じですかね」

「え、治療とかしてるんですか?」

「いえ、そこまでは、ただ私も幼い頃そんな感じでしたから、遺伝かなって。ただ自閉症ということで周りや自分が認知してればそれなりに気をつけてくれるということもありますし、、、」

「いやいやじゃあそれも個性という事でいいんじゃないですか?明るい弟くんがちゃんとフォローしてるし、足んないところは誰かが補えばそれでOKって思いますよ。ただ、しゃべってくんないんで、料理とか満足してくれてんのか不安だったけどね」

「あ、いつもマスターのとこ楽しいので、いつも行きたいって言ってます。ありがとうございます。今度の土日とかってやってますか?」

思いがけず超絶嬉しい台詞が帰ってきました。

そこからはお母さんに前述したような「ちゃんとしたものを食べさせなきゃ心穏やかにいられないよ」のミニ講義です。

「ね、はたらいて、はたらいて、疲れて子供たちにちゃんとしたものを食べさせてあげれなかった、、、んでお医者さんや薬のお世話になって、その支払いにまたはたらいて、じゃつらいでしょ。」

「そうですね。お兄ちゃんお味噌汁大好きだから頑張ってつくります!」

「ん!適宜テキトーにね。じゃ日曜日もがっつり営業すっからまってるよ!」

日曜日は市場内の大半の店が休んでしまいます。お客さんも周知ですから、営業してもほとんどお客さんの入りはみこめません。たいがい私、ぼーっとほうけてます。それでも「日曜しか来れないのよ。次の次あたりの日曜に来るからマスター開けててよね」のお客さんがいて、、、で、その一家族だけってーのもあったりもします。

赤字は必至です。

でもやりたいな。やんなきゃな、、、はたらくってなんだろ?わたしはただ遊んでいるだけか?いっつも考えさせられますが、、、
でもあの子に会いたいなって思いますわーね。あんな台詞を知らされたらさ、、、

すごい人です。「でもなんで?」

やっぱ気になってしょうがありません。
生まれついての心配性で、臆病者ですからね。それでいて気がついたらいろんなことに手だしたり、頭から突っ込んでしまって抜けなくなって収集つかなくなってますから、ほんと救いようがないクズ野郎です。

でも、あのお母さんにそこまで苦労させたのはいったいなんだったのでしょうか?いろんな苦労を乗り越えた果てに辿り着いたのが「躁鬱病」だったそうです。今は克服なさっていらしゃるそうですが、、、無理やりおちゃらけて茶々入れながらお話を伺ったのは、決して笑いながら「あん時はひどかったのよー、ね、笑っちゃうでしょ」という境地にまではどう見ても達してらっしゃるようにはお見受けできなかったからです。(まー単にそういうキャラではないと言ってしまえばそれまでになっちゃいますけど)

『今はあの時から比べれば本当に幸せよ』とはおっしゃってくださいましたが、、、

この〇〇と比べればの言葉に私は妙に敏感に敵対心を燃やしてしまいます。

自分自身に問いかける分には、余計な執着から逃れる手段として有効な考え方ですが、、、この〇〇と比べればを他の人格に振りかざして襲いかかるととんでもなく強烈な侮蔑の武器に変化してしまいます。

「あんたなんか〇〇と比べたら〇〇みたいなもんよ!」なんてーのは発する側にそれほどの悪意がなかったとしても受け取る側がそれを「こころね」で受け取ってしまった日にゃーはたまったもんじゃありません。個性はおろか人格すら全否定です。

私は自身のことを実際クズだと思ってます。でもそれは決して卑屈になっていっているのではありませんよ。今のこの世の中にとっての相対的な観点からの、特に影響力においては「けし粒以下」といった見地においてです。

ただしです!この感情を持った生き物としてのクズというものはすべからく唯一無二の存在です。

つまり、大げさに、お釈迦様の言葉を借りて「色即是空空即是色」のほんのひと揺れに過ぎない存在だけど「天上天下唯我独尊!」と言えたりもするわけですわな。

要するに「こころ」とか「人格」という本質として唯一無二の存在であるはずのものを他のものと比較するテーこと自体が矛盾でしょ。
上記を逆に言うと、比較された時点で唯一無二を否定されてしまうということですな。

このお母さん、「〇〇に比べれば」を常に自分に言い聞かせてしまっていたんじゃないだろうかって思ってみたりもします。

で、お嬢さんにも「あんたなんか若い頃の私に比べれば」なんてセリフ飛び交ってたんじゃないかと、、、
おそらく悪気など微塵もないでしょうけど。多感な時代であったりしてたら結構きついかも?

いつの日か「いやーほんとすごいお母さんだよね」『ほんとやんなっちゃう。娘にとっちゃいい迷惑でしょ。そう思いません。おしげさん?』なんて会話ができたらほんと幸せだなって思えるんですけど。
プロフィール

おしげ

Author:おしげ
東久留米の市場の中の小さな小さな休憩所、そこの管理人です。
とはいえ自己管理とかが大の苦手、適宜テキトー大雑把が信条の私!
大丈夫かー!

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