色彩による癒し、「色とりどりのこの世界」

TEAM漕人No.1、フラワー担当の桂子さん。生花も造花もそれを彩る小物、器も手がける我がTEAM自慢の達人です。

さてそのアレンジを施す上で、形とともに重要なのが色彩です。


「このアレンジ、色合いがとっても素敵ね」と、ここのところよくお見えになるご夫妻の奥方。彼女の作品がまた一つ嫁いでいきました。


私も彼女のアレンジの色彩の巧みさにはいつも感心させられています。「花とは華やかなもの」といったイメージをつい抱いてしまうのですが、そこをあえて抑えて品よく仕上げていきます。


「花の最大の魅力はそれが人の心を癒すということ」彼女の信念です。素材となるもの全てがお互いを活かし合うようにじっくりと向き合いながら丹念に仕上げていきます。


私は特に彼女の緑色の扱いに惚れ込んでいます。「花弁も葉も同等に主役になりうるんだなぁと」ということを教えてくれます。cbcaac18b755fe631221b2960c26f42a.jpg

深い緑から白い花びらまで様々な緑色が渾然となって一つの世界を形取っていきます。


センスもさることながら彼女、色彩心理学も学んだそうです。柔和で穏やかな印象の彼女のバイタリティには敬服します。


色が物理的にいうと光の反射であることを突き止めたのがニュートンさんなのですが、そこに「人が人としてそれを色として認知している」という方に重きをおいてその生涯をその考察に捧げたのが詩人で有名なゲーテさんです。


有名な臨終時の「もっと光を」は晩年視力を失いつつあった彼の飽くなき探究心の象徴とも言える言葉だったのでしょうね。



ネタ元があるのか、彼女のオリジンなのかわかりませんし「もっと光を」ほどの詩的表現ではないのですが、強く私の中に脈づいている言葉があります。


私の母親が発した言葉で、それが「人は感情の生き物だ」です。小さい頃に聞いたこの言葉が今でも私のお気に入りです。


「色とりどりのこの世界」惜しくも82歳という若さで亡くなってしまった高畑勲先生の「かぐや姫の物語」に登場するこの台詞。

徹底的に色や質感にこだわり続けたアニメ界の巨匠がさらっとこの作品に織り込んだ台詞がすごく印象に残っています。


感情の生き物である人間にのみ与えられた特権がこの「色とりどりのこの世界」です。「生きる」ということの意味を常に自問し、命を削るほどの執着で創作活動にこだわり、詩として様々な作品を世の残してくれたゲーテと高畑勲。


その二人の巨匠を魅了した「色とりどりのこの世界」を人はもっと有意義に堪能すべきことなのだと思います。


きっと「色」とは人の心を染めることもできるし、洗濯することもできうるものだと感じています。


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とはいえ自己管理とかが大の苦手、適宜テキトー大雑把が信条の私!
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